大河の源流の新緑2010年05月15日 16時10分48秒

日本三大急流の一つの大河?球磨川の源流へ遡った。

その源流の新緑を紹介するための地元新聞の取材への協力・道案内ということで同行した。
取材スタッフ3名、地元役場職員2名と同行し、車で約1時間弱、歩くこと約2時間。駐車場からの源流に向かう登山道に入るともう新緑一色であった。ほとんどすべての木々が新しい命を芽吹き、見上げれば新緑がまぶしいばかりであった。曇り空から次第に雲が消え、源流に着く頃には快晴となり、空の青と日差しにきらめく新緑の緑が映えて、一帯が至福の輝く色彩となった。

日本では大河と言えるこの川も源流に入ると川幅は「小川」になるが、その流れは清冽の極みであり、澄みきっては岩にぶつかり白いしぶきをあげては流れ下っていく。さらに奥に入ると、名もない大小の滝が現れ、流れ落ちる滝の水音が谷間に響いていた。

源流までの登山道は、まさに源流を遡る「危険コース」と尾根へと迂回する「安全コース」があり、行きは危険コース、帰りは安全コースをたどった。いずれのコースも自然林の中を通り、今の季節は新緑と同時にハイノキやエゴノキなどの白い小さな花をつける木々が多く、時折それらの木を揺らすと花のシャワーが舞い散った。

「もう仕事に帰りたくない。」「ここに一日ボーとしていたい。」と源流のあの新緑の中の快適さを感じた皆の一致した意見であった。
ほんとに気持ちよかったなー!

(写真は「源流の流れの始まり」)